映画、本など。心動かされたこと。

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結局いつも食べたくなる《チャーハン》/神楽坂 龍朋 (りゅうほう)

 「今日こそはラーメンか焼きそばか、別のものを食べよう。」JR飯田橋駅から歩き始める時は、そう心に決めて神楽坂を上がる。

神楽坂上の交差点を超え、コボちゃん像を横目にさらに坂を上がるころには、「やっぱりチャーハン食べとかないと」と思い始める。

「龍朋」と書かれた黄色の軒下の行列に並び、順番を待っている頃には、「チャーハンだな」。気持ちが決まっている。龍朋のチャーハンには、そんな魅力がある。

 

旨味が染み出す、しっとり系チャーハン

表現するならば、滋味深い味わい。具材はチャーシュー、卵、ネギと、いたってシンプルだが大きめに切られたチャーシューをはじめ、咀嚼するごとに旨味が染み出してくる。ずっと咀嚼していたいと思わせる滋味深さがある。チャーハンについてくるスープも、本当にシンプルでさり気ないけれど、味わい深い。

ちょっと懐かしい気もするが、何々に近い、などは思い至らない。決して派手な味ではない。だからこそ長く愛される味とも思う。

食感はしっとり。量は比較的多めだが、味わいながら咀嚼しているとあっと言う間に腹に収まっていく。

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チャーハン 普通盛 770円

 

できれば2~3人くらいで来店したい

チャーハン以外のメニューもぜひ堪能して欲しい。できれば複数人で訪れて、小皿でシェアしながら楽しむのがいい。

まずは、店名がついた【りゅうほうめん】。見た目は、長崎ちゃんぽんのようなタンメンのような感じ。やや濁ったスープは旨味の出たやさしい味で、野菜もたっぷり食べられる。滋味深いあのチャーシューも乗ってくる。やや縮れた麺がスープに絡み、こちらもスルスルと完食してしまう。

夏は「冷中華」も要チェック。大きめに切った錦糸卵がこんもりと盛られ、焼き豚がごろっと乗る、他にはないビジュアル。画像でしかその姿を拝めていないが、今年の夏は狙いに行きたい。

他にも、チャーシューが5枚ほど乗った「チャーシューメン」や、期待を裏切らないボリュームの「やきそば」もぜひ試していただきたい。

コロナ対策を万全に、無駄な長居を避けつつも同伴者を連れて、近々味わいに行きたいと思う。(ちなみに、テイクアウトは従来から実施)

 

創業:1978年

所在地:地下鉄東西線 神楽坂駅から徒歩1分

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